文と写真 沢 知恵  

2012年2月4日(土)
思いっきり風邪をひいて寝込んでしまいました。つらいけど、毒出ししているようで心地よさも。11日東京の出版記念イベントまでに治さねば。

2012年2月3日(金)
真宗大谷派の月刊誌『同朋』最新号に、私のインタビュー記事が載っています。僧侶の藤場芳子さんが、涙を流しながら聞いてくださった熱のこもったインタビューで、8ページもあるので読み応えあると思います。ほぼすっぴん写真もたくさんです。この雑誌、森 達也さん、鷲田清一さんなど連載執筆者が豪華です。よかったらぜひ、ってどこで手に入るんだろう。『信徒の友』や『福音と世界』だったらキリスト教書店って言えるんだけど、「仏教書店」ってあるのかしら。あるんでしょうね。ご存知の方がいらしたら、教えてください。

2012年2月2日(木)
土肥信雄さんは現役を退かれましたが、かつての教え子たちに最高の教育をしつづけていらっしゃると思います。からだを張って権力に立ち向かう姿を示しているのだから。私も、父があそこまでして日曜日訴訟を起こしたのは、世の中に知らしめる意義と同時に、わが子に身をもって示したかったのではないかと、親になったいま思います。なかなかできることではないな、と。その後、仕事や日常のさまざまな場面で国家や権力と向かい合わざるをえないとき、私の礎(いしずえ)になっているのはたしかです。土肥さんの教え子たちもきっと、社会に出ていろいろなことに直面するとき、立ち止まって考えるのではないでしょうか。父方の祖父は家族で満州に行き、徴兵され、シベリアに抑留され、戦後は都立高校や大学の英語教師として働きました。この「知恵のひとこと」でも何度も書いていますが、戦争についてけっして多くを語らなかった祖父が、大島青松園自治会発行の月刊誌『青松』の連載にのこしたことばです。いま手元になくて、正確なことばではありませんが・・・ここまでなら大丈夫だろうと思ってゆるしていると、いつのまにか制約がかかって自由が狭まり、それでもここまでは大丈夫だろうと油断していると、気がつけば言いたいことをひとつも言えなくなっていた。

2012年2月1日(水)
都立三鷹高校元校長の土肥信雄さんを応援します。もの言えぬ教育現場で不当な処遇を受けたことをめぐり東京都教育委員会を相手に起こした裁判で、昨日東京地裁の判決が出て棄却されました。控訴するとのことで、これからも注目していきたいです。土肥さんもおっしゃるように、まずはこの問題を公にできたことに意義があると思います。信教の自由をめぐって、かつて私が家族でたたかった日曜日訴訟もそういうことでした。勝ち負け以上に、そういう問題があるんだということを知ってもらいたかったのです。尾木直樹さんのコメントです。「校長はコンビニの店長で、マニュアルに従って形式的に管理運営していればいいというもの。都民が教育を委ねているのは行政ではなく、現場の校長や教員だ」(1月31日東京新聞より)。まったくそのとおり。土肥さんのたたかいの底辺にある青春時代の葛藤も含め、映画〈”私”を生きる〉でよくわかります。ぜひごらんください。

2012年1月31日(火)
大阪の出版記念イベントでサインの列に並んだ笑顔がすてきなご夫婦。50代?かな。東京にいる大学生のお嬢さんが、去年私のコンサートを聴いて涙が止まらなくて、ぜひご両親にも生で聴いてほしいというのでいらしたそうです。5年に1回くらいしか泣かない「スーパードライな」(お母さまのことば)お嬢さんとのこと。その娘が泣くなんて、いったいどんなうた?と思われたのでしょう。その後、どんなやり取りが交わされたでしょうか。お二人は本を2冊ともお買い求めくださり、お嬢さんの名前でサインを入れてください、とのこと。読まれてから、お嬢さんに送るそうです。うれしいなあ、こういうの。朝子さん、「知恵の輪」を広げてくれてありがとう!

2012年1月30日(月)
大阪の出版記念イベントは、想定外のハプニングから。トークゲストとして来てくださることになっていた桜井智恵子さんから朝電話があり、「知恵さ〜ん、大雪なの〜」と。前々から決まっていた富山でのお仕事の合間をぬって、日帰りで大阪に来てくださる予定が、雪のため交通が厳しくなり、来られそうにないとのこと。ちなみに、桜井さんは大阪在住です。富山では全国の教職員の研修会の講師をしていらして、被災地の子どもたちについてのワークショップもあるとのこと。こればっかりは仕方ないと、「わかりました、大丈夫。あとは任せて!」と電話を切りました。とっても残念だけれど、だれより残念がっていたのはきっとご本人。いいイベントになるようにと心から応援してくださるのが伝わってきました。私は気持ちをきりかえ、ミニコンサートではなくフルコンサートをすべく、準備を。準備ったって、ゆっくりダラダラやればいいや、くらいな感じですが。ふたをあければ、あったか〜い出版記念イベントとなりました。2冊の本『それだけで美しい』『ありのままの私を愛して〜母から子への26の手紙』についてたっぷり語り、うたい、いっしょに本をつくった編集者や桜井智恵子さんのお連れ合いでやはりユニークな教育活動をされている桜井和之さんにもステージにご登壇いただき、盛り上げていただきました。ああ、楽しかった〜。みなさん、ありがとうございました。

2012年1月28日(土)
大阪に行く前に美容院に行き、ついでに近くの表参道でコムデギャルソンやイッセイミヤケの春夏ものをチェックしました。私にとっては美術館めぐりみたいなもの。コムデギャルソンで、めっちゃほしい白いワンピースを発見。しかーし、財布が許してくれません。バーゲンで使いすぎてしまったことを反省。ああ・・・。

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※1998年から2003年までの「知恵のひとこと」は、コモエスタプレス2004に、
 2004年分はコモエスタプレス2005に、2005年分はコモエスタプレス2006に、2006年分はコモエスタプレス2007に掲載しています。